今年の秋は久しぶりに秋らしいような気がして嬉しい。
それぞれの季節に、においがあると思うが、
私は秋の匂いを嗅ぐと高校時代を思い出す。
特に何があったというわけでもないんだけれども、あの頃を思い出す。
今回はそんな私の高校時代の話でもしてみようと思う。
私は県内でも有名な男子校に通っていた。
（ちなみに偏差値で有名なのでは決してなく、男子しかいない学校として有名であった）
この学校を受験した時、
ほんの数秒でこの学校にはバラ色の高校生活が待っていないことを悟った。
しかしながら、私の尽力虚しく志望校に落ちて、この学校に入学してしまう。
この際、男好きな男になれば、まさにバラ色の人生を謳歌できるのかもしれないと考えてしまう輩がいるかもしれないが、本当にそんな輩がいたことは否定できない。
入学前は、友達も多くできて楽しいに決まってるじゃないか！と必死に男子校への先入観を補正しようとしていたが、いざ入学すると現実は想像以上にひどかった。
体育館で毎週ある集会では、夏になると、二千人近くの男が放つ汗のにおいと、どこから発せられたかわからぬ悪臭により、何人かがその場で意識を失い運ばれていった。
教室には、悪臭対策のためファブリーズが置かれ、
そのうち体育後に、何故かそれを制汗剤代わりに体中にかけるやつがあらわれた。
いつも行動をともにしている２人組がいて「あいつら付きあってんじゃねぇの？」と
冗談でそいつらを笑っていたら、後日２人で手を繋いで化学室に行くのを目撃した。
クラスで、明らかにこの学校よりも上のランクの学校に入学できたやつに
何故この学校に入学したか問うと、実はホモ漫画を同人誌で書いていて、
リアルを知りたくて入学したと聞いて震えが止まらなかった。
修学旅行でよくある恋バナであるが、我々は対象の女子が共有できないため、
どの桃色動画の女優が好きであるかを夜通し語り合った。
枕投げは女子と楽しくキャッキャいいながらやるものが常だと聞いていたが、
我々は殺意をもちながら相手が虫の息になるまで旅館でゲリラ戦を枕を武器に繰り広げた。
そんな不毛な３年間を過ごしたが、
唯一この学校でよかったと思うのは音楽好きが多かったこと。
そして、その時バンドをやっていた友人のほとんどが音楽を続けていること。
そんな自分も音楽をそれから続けている。
なんでも長続きしなかった自分であるが、音楽を続けていられるのは
この頃に出会った友人達のおかげでもあると考えている。
そして次回のライブは
2012/09/29(Sat.)at ROOMS
[AFROCK FESTIVAL'12]
OP/14:30 ST/15:00 adv￥4,000 door￥4,500
Cast »カジヒデキ、The Cigavettes、世武裕子、Strobolights and more!!
詳細はコチラから！
そして、
2012/10/7(Sun.)at UTERO
[IMPULSE vol.1]
OP/17:30 ST/18:00 adv￥2,000 door￥2,500
Cast »完全にノンフィクション、CUSTOM NOISE、TENJI BROCK、Chainsaw TV、Strobolights
－ユウジ－
